自宅でもできるセルフケア

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 噛み合わせを自己診断し、悪い噛み合わせを改善させるのが「綿噛み体操」です。この体操を続けることにより、顎の動きがスムーズになることが期待できます。
 また、バランスが左右均等になることで、お顔の健康美へと繋がっていきます。

 用意するものは脱脂綿(化粧パフのようなもの)だけです。これを何枚か組み合わせ、両方の奥歯で噛みしめながら噛み合わせを調整していきます。

綿噛み体操の手順

綿噛み体操の手順【STEP 1】今現在の早期接触部位を確認します。まず舌を反転させ、その先端で口蓋垂(こうがいすい)に触れようとしながらだんだん顎と口を閉じていったとき、最初に上下の歯が触れたところが早期接触部位です。

【STEP 2】直立した状態で首を左右に向け、腰を左右にひねります。そうしてどちらの方が向きやすいか、どちらに痛みを感じるかをチェックします。

【STEP 3】丸めた脱脂綿を左右順番に奥歯ではさみ、グッと噛みしめます。どちらで噛む方が力が入るか(噛みやすいか)を確認します。噛みやすい方で奥歯の並びの歯を順番に綿噛みしていき、一番噛みやすい歯の部位と綿の厚さを確認します。反対側の歯でも同じようにします。

こうして左右で噛みやすい位置と綿の厚さが決まったら、それらを左右同時にセットして力一杯噛んでみます。この状態でさらに噛みやすい位置と厚さを微調整します。

綿噛み体操の手順【STEP 4】左右2カ所で噛んでいる脱脂綿を、思い切り力を入れて噛んだり力を抜いたりする運動を20回繰り返します。次に左右の耳の下から下顎にかけて両手をあてがい、指先に感じられる筋肉(咬筋)の感触(筋肉が硬くなる早さ、硬さ、大きさ)が左右で同じになるまで噛む運動を続けます。

この運動を続けていると、さっきまでしっかり噛めていたはずなのにだんだん噛みづらくなってきます。これは身体のゆがみがお口に現れているのです。噛みづらくなったときには、再び左右の脱脂綿の位置と厚さを調整し、もう一度20回噛む運動を続けてください。

【STEP 5】脱脂綿を当てた状態で噛まないようにし、数回ジャンプ運動をします。着地するときには膝を伸ばした状態で踵からドスンと脳天に響くように落ちます。

 ここまでの運動をワンセットとして左右の噛み位置が左右対称になるまで行います。こうすることにより早期接触部位が定まり、最終的には脱脂綿の厚さも左右均等になるよう改善されていきます。左右の咬筋の動きも均等になり、その後はこめかみの辺りにある側頭筋の動きも均等になっていきます。

 この段階までくると顎の動きがよりスムーズになり、お顔は始めに比べてバランスの取れた状態となるでしょう。

綿噛み体操による診断法

綿噛み体操による診断法 綿噛み体操を数セット繰り返したときに、【STEP 1】で早期接触部位が大きく変化した場合は、お口のゆがみは全身に波及しているものと考えられます。この場合は全身調整をした後に噛み合わせの調整をするのが望ましいでしょう。ただ、この運動を繰り返したことによってお口のゆがみがある程度調整され、全身的なゆがみの一部も補正され、調整の一部が行われたことになります。

 【STEP 2】の運動でその動きのバランスが良くなり、肩・首の周りが楽になったとすれば、凝りや痛みは噛み合わせからきているものと判定します。

 顎関節症についても上記の綿噛み体操を行い、その結果として口を開閉したときの音がしなくなったり、開閉が楽になったりしたときには原因が合わない入れ歯や歯の挺出など、お口の中にあることが考えられます。また症状に変化がなかった部分に関しては全身のゆがみを補正する必要があると考えられます。この場合、お口の治療を繰り返してもまったく埒があかないでしょう。

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