2016年5月26日

知覚過敏(歯がしみる)の要因

エトセトラ

知覚過敏(歯がしみる)の要因

1)世間一般にいわれる硬い歯ブラシや研磨剤(塩や酵素の粒状の歯磨き粉)の乱用
 この場合はエナメル質とセメント質との境界部分に段差ができることが多くなります。

2)歯牙の早期接触による咬合のアンバランス(全身由来・口腔内限局性)
 この場合、境界が明確でなく、よく見るとギザギザになっていることが多いです。

歯ぎしり

 私の息子が一時期、歯ぎしりをしていたことがあります。3歳半くらいの頃で、2週間に1回くらいの割合ですが、かなり激しくすることもありました。
 そこで口腔内をよく観察してみると、上下、前後、左右に歯列弓が拡大しているのが分かりました。

 よく遊び、よく噛み、よく眠るという子どもの3原則から見ると「遊ぶ」「眠る」はよくできていたものの、よく噛むという点では日常においてやや物足りなさを感じます。その噛むという運動不足が夜中に歯ぎしりとして現れているのでしょうか。
 確かに噛むことを怠け続けると一本一本の歯牙がそれぞれ好き勝手な動きを取るようになり、調和が保てなくなって次第に噛めなくなってしまいます。

 それとも歯列弓が拡大するにあたって上下の歯牙の接触点を確保するために歯ぎしりをしているのかもしれません。噛むことによって上下の接触点同士の力学的な力の方向は、歯列弓を拡大させる方向に働きます。歯列弓が拡大されていくということは、必然的に脳頭蓋へのボリュームアップにもつながります。

 もちろん全身に生じた心身のゆがみを歯ぎしりという形で自己補正しているということは、周知の事実ですが、正常な歯ぎしりなのか、異常なものなのかを判断することは私たち歯科医師の大切な任務です。

矯正

 矯正のためといって、せっかく生えた健康な歯をいとも簡単に抜いてしまうことがあります。
 患者さんは審美的な要望が強いため、迷うことも少なくないもののそれに同意します。これはある意味で弱みにつけ込んだ説得なのではないでしょうか。
 患者さんが希望した内容について、きちんとした客観的な説明をしたうえで選択していただくべきではないかと思います。その選択肢の表と裏をしっかりとご理解いただくことが何よりも大切だと思います。

 よく考えてみると、歯並びが悪いのは顎と歯の大きさとの不調和によるものであるにもかかわらず、抜歯することで見た目の調和を図ろうとするのには疑問を抱かざるを得ません。ゆがみの解放にはほど遠い行為にしか思えません。
 歯の大きさに合わせて顎の幅を広げることでさえ、その矯正力は身体にとってはゆがみの解放ではなくゆがみを与えている行為にほかなりません。

 大切なことは、そのゆがみを吸収できる心身を築き上げていくことです。
 まずは「食べる、動く、寝る」の3原則を守り、生体の内部および外部のエネルギーの調和を図ることが不可欠です。

 現代の食生活の中で失われがちな、前歯で噛み切る、奥歯ですり潰す、この2つの顎運動を積極的に取り込んでいくことが肝要です。

 われわれ歯科医師は、まず噛めないという環境を改善する手助けをし、患者さん自身が「噛む」ということを通して主体性をもって顎と歯、ひいては全身との調和を勝ち取っていくべきではないかと痛感しています。
 数々の口腔内矯正装置はあくまでも補助的手段であってほしいと思います。

 とにかく、矯正治療はその必要性に気づいたとき、関心を持ったときからはじめるべきです。早すぎるということは決してありません。

母乳と虫歯の関係は?

 虫歯の成因を考えると
① 宿主(歯)
② 細菌(歯垢)
③ 食物(蔗糖)
④ 時間

の4つが広く言われています。
 しかし最近の傾向として、
⑤ 体液(血液)の循環
⑥ 噛み合わせ(力学的因子)

の2つが重要なものとして挙げられます。

一般歯科

 母乳の成分は母親の血液と非常に類似しており、その血液は食生活、住環境、心の想いにより作られています。
 炭酸飲料、牛乳など骨中のカルシウム分を遊離させる働きのものを多く摂取している母親の母乳は、乳児に対しても同じ働きを兼ね備えています。

 すなわち上記の①~③に関しては、人工乳よりは母乳の方が優れているものの母親の妊娠中、いや妊娠前からの生活習慣が、その中身を左右するものになり、母乳により虫歯になるという危険性も、皆無ではないことになります。乳首を良く噛むので断乳したとか、歯が萌出しはじめたから離乳したなどよく聞く話しですが、これらは親の勝手な言い訳にしか過ぎません。要は乳がまずいので子供が飲むことを拒否したという事です。命がけの子から親への訴えかけなのです。

 ④~⑥に関して哺乳という観点からお話致します。
 寝返りを打つことさえできない乳児にとって、哺乳という運動は泣くという運動とともに非常に大切なものであります。
 汗をかきながら、口腔周囲筋を活動させて必死になって食らいついています。実際哺乳瓶の姿と比較すると、その運動量の違いは明確です。噛める様に成るための筋力トレーニングが哺乳を通して行われているということです。

 生後2ヶ月くらいまでは、哺乳時の顎の動きは上下的で、しだいに前後、左右とより立体的になっていきます。下顎運動の訓練が、自然の状態で得られるため、仰向けで寝ていても、舌根が沈下し気管を塞ぎ、呼吸がしづらくなった時に反射的に乳首をくわえた状態が再現され、呼吸困難に陥ることを防止しています。そのため、睡眠中も口を閉じて鼻呼吸で過ごす事ができ、自浄作用、抗菌作用を兼ね備えた唾液により、口腔内が満たされています。口呼吸をする子と比較してみると、虫歯発生率には顕著な差を認めます。

 また乳首を包み込んでいる上顎骨の切歯乳頭は、全身の要である仙骨(腰部付近にある)と反射しており、哺乳そのものによりそこが刺激され、全身バランス調整が行われているということが最近の研究で分かってきました。大人の方でもご自分の親指の腹で、この切歯乳頭部(上顎の左右中切歯の間にある米粒状の襞)を20回位圧迫マッサージしてみて下さい。全身の血の巡りが良くなり、温かくなることが確認できると思います。

 全身のバランスが崩れはじめると、口腔内にもそのゆがみが現れはじめ、乳歯列期においても噛み合わせに不安定が生じ、1本1本の歯牙にゆがんだ力が与えられるようになります。これにより、歯牙の中にある組織液の流れ、歯根膜、歯随の中の血流が悪くなり、また硬組織そのものにも亀裂が生じ、その結果、虫歯が発生しやすくなります。

 私の次男は2歳当時、するめを噛みちぎる一方でいまだに1日に3、4回も乳首に食らいつき、汗だくになりながらしっかりと母乳を飲んでいました。天から与えられたものには、いまだ科学では解明しきれない奥深いものがあります。母乳の出る方も、残念ながら母乳の出難い方も、すぐに人工乳に頼るのではなく、より自然に同調できうる環境づくりを、模索してみてはいかがですか?

でもダイオキシンが心配?
 一時期、母乳にダイオキシンが含まれているので、飲ませない方がよいという記事を目にしたことがあります。人工乳(粉ミルク)だと安全なんでしょうか?
 遺伝子の見地からも、人間がそれよりも下等な動物の血液を飲み続けるということは、どういうことでしょうか?

日常に潜むワナ

日常に潜むワナ

 一般の歯科医療を受けているときに何気なく受け入れている治療も、よくよく考えてみれば恐るべきワナが潜んでいることがあるものです。

銀歯に潜むワナ

 銀歯を入れるときによく聞かれませんか。
 「カチカチ噛んで下さい。高くないですか?」
 なぜか「低くないですか?」とは聞かれません。

 あまりにも高いときは、はっきりと「高いです。」と言えるものの、何回も繰り返されると、微妙な高さの感覚は、最初の状態が高いがゆえに何だか合っているような気がしてきます。この状態でセメントで合着されるとやはり多少なりとも違和感が残ります。

 治療の終わり際に「2、3日すると慣れますから」。この一言でその気にさせられ、歯科医院の扉を後にします。その日は1日違和感があるものの、翌日、翌々日となれば確かに違和感は薄らいでいきます。いわれた通り2、3日で慣れてくるのです。
 しかしそれは銀歯が低くなってくれたからでしょうか?それとも骨がゆがみながら、歯が捻れながらその位置に合わせてくれたのでしょうか?

 身体の仕組みが、そこに隠されているような気がします。

噛めない子が増えてきた?

 近頃は歯が一本一本きれいに整って生えているお子さんが多くいらっしゃいます。また、統計でも虫歯の本数は減少していることを現しています。
それにもかかわらず、ものを十分に噛めないお子さんが増えてきました。

 おそらくそれは、お子さんの身体全体がゆがむことによって噛み合わせに障害が出ているものと思われます。

お子さんの全身のゆがみの原因
 1)食事のときによく噛まずに丸飲みしている、飲み物と一緒に流し込んでいる
 2)いつも自分の下唇を上顎の前歯で、または上唇を下顎の前歯で噛んでいる
 3)舌を上下の前歯の隙間から覗かせている
 4)口をポカーッと開け、口呼吸をしている
 5)指しゃぶり、物しゃぶりなど、何かを口にくわえていないと落ち着かない
 6)自分の頬の肉を噛んでいる
 7)よだれが多い

 これらの原因をもつお子さんの共通点は、
① 顎の上下の高さが足りない(口腔内の容積が足りない)
② 下顎の位置が本来の位置よりも後退気味である

と言うことができます。

みんな大好き!?牛乳のはなし

 日本の牛乳はホルスタイン種が多いです。農薬の問題も指摘されています。

 日本では、平安時代にはすでに宮中で乳製品を使っていたという記録があります。また江戸時代には水戸黄門が牛酪(バター)を作っていたといいます。一般的に牛乳が普及したのは明治以降になってからです。
 成分分析では、蛋白質、脂肪、乳糖、カルシウム、ビタミンA・B・Cをバランス良く備え、牛乳は天然食品の中でも最も優れた食品の1つであるということになっています。

 しかし、これは牛乳を測定したときの測定値です。加工されて分子が小さくなった牛乳は、身体に取り込まれやすいので、体力回復には優れていますが、あくまでも動物性蛋白質であり、なおかつ血液なのです。
 そしてその血液とは牛を成長させるための情報が入っているのです。リンの多いカルシウムは、人間の身体には定着しません。カルシウムが定着しないから、その後に定着する蛋白質も定着しないということになります。

 牛乳成分は、食品衛生法で決められています。乳脂肪が3%以上、無脂固形分が8%以上ふくまれているもので、生乳(絞り立て)を殺菌しただけのものを牛乳といいます。
 牛乳にビタミンやミネラルを加えたものを加工乳、牛乳や脱脂粉乳等に果汁やコーヒーなどを加えて殺菌したものを乳飲料といいます。

 牛乳で下痢し易い人はビフィズス菌入りの加工乳を、太り過ぎの人は低脂肪牛乳や脱脂粉乳を利用するとよいといわれています。しかし実際は上記したように害も多いものです。
 また牛の飼育には人体に影響を及ぼすとされている殺菌剤の混じった餌(干し草)や除草剤を使うところもあり、問題が指摘されています。

カウンセリングをおこなっております

カウンセリングをおこなっております